では、続いて、冷凍したパン生地の焼き方と、生地の保存期限、冷凍生地ならではの注意点をご紹介したいと思います。
出来上がったパンを美味しく保存&解凍する方法はこちらをどうぞ。
前回の記事、生地の冷凍と解凍方法はこちら。
>>パン生地は冷凍保存できる?やり方と解凍方法、焼き方の解説
パン生地を冷凍した時の焼き方
冷凍したパン生地の焼き方は通常通り、発酵の具合も通常通りです。
冷凍生地は、一次発酵後なら解凍しないことには成形できませんし、成形後の冷凍生地なら解凍しないと二次発酵しないといけないので、
普通の二次発酵と同じように、2倍くらいの大きさにふっくらしてきたら焼き時です。
冷凍が解凍されたとはいえ、生地自体の温度は低くなっていて発酵しにくいので、通常より発酵に時間が掛かるよ。
私はオーブンの発酵機能を使うよ!
二次発酵できたら、予熱したオーブンで通常通り焼いていきましょう。
パン生地を冷凍保存できる期間は?
パン生地が冷凍できることは分かったけど、どれくらい持つの?いわゆる賞味期限、消費期限みたいなのはあるの?
いくら冷凍だからって、いつまでも持つというわけでは無いよ。味が落ちるというより、イーストの発酵力に問題が出てくる可能性もあるからね。
そっか。生地に練り込んだイーストは、冷凍で温度を下げることによって一旦活動を停止しているだけで、死滅したわけでは無いものね。
そう、どの段階で冷凍しても、解凍した後にまたイーストに働いてもらわないといけないからね。
なので、冷凍したパン生地はできるだけ早く焼いてしまうことをお勧めします。
恐らく2~3ヵ月は大丈夫でしょうが、保存が長いほどイーストの力も弱まってきそうなので、私は1カ月を目安に使うようにしています。
生地の冷凍に向いてるパン、向いていないパン
冷凍に向いている生地は、バターがたっぷり入るクロワッサンやデニッシュパン、バターロールなど。
こういった小分けにして焼くタイプのパンは、特に成形後に冷凍すると便利です。
クリームパンやあんぱんなどお菓子系パンは、具を入れた状態で冷凍できるので、中の具が傷む心配はありません。
パン生地は冷凍保存できる?やり方と解凍方法、焼き方 まとめ
ここまで書いておいてアレですが、生地の状態で冷凍保存するなら、いっそ全部焼いてしまって焼いたパンを冷凍保存する方がいいな、と私は思っています。
あくまで私の好みですが、焼いたパンを冷凍した方が、解凍は早いし、小さいパンなら冷凍のままトースターで焼けます。
食パンやカンパーニュなどの大きいパンの場合は、スライスしてから冷凍しておきます。
パンの種類別の冷凍&解凍方法はこちら
状況に応じてやってみるといいですね。
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