天然酵母とインスタントドライイーストの使い方 初心者向け解説

天然酵母とインスタントドライイーストの違いや特徴が分かったところで、それぞれの使い方、パン作りでの利用方法をご紹介します。

その前に、天然酵母とドライイーストの違いはこちら
>>天然酵母とインスタントドライイースト、生イーストの違い

天然酵母とドライイーストそれぞれの使い方

天然酵母の使い方と、ドライイーストの使い方を解説します。

天然酵母の使い方

自家製酵母の天然酵母は、まず酵母液を作って、それをそのまま使う「ストレート法」と、
酵母液に強力粉を混ぜて発酵させたもの(中種)を、材料に少し混ぜてパンを作る「中種法」というのがあります。

ストレート法とは
酵母液をパンの材料の水分(水や牛乳などの液体)の一部として、パン生地に入れて生地を発酵させます。

フルーツと水で起こした酵母液

酵母液の詳しい作り方はこちら
>>自家製天然酵母の作り方、天然酵母液からパン種を起こすまで1

中種法とは
先ほどの酵母液と小麦粉で予め発酵種を作っておいて、その種を水分と強力粉の一部として、パン生地に入れます。

酵母液と強力粉で起こした中種

中種の作り方はこちら
>>自家製天然酵母の作り方、天然酵母液からパン種を起こすまで2

ストレート法も中種法も、酵母菌として使用する分量は、酵母の勢いやパンの種類、好みに寄って変わってくるので、自分のレシピで作る場合はある程度の経験や勘が必要かなと思います。

基本的に、ストレート法の方が中種法より発酵に時間が掛かるよ。
中種法の方が発酵に失敗しにくいので初心者さんには中種法の方がおすすめ!

中種法でのパンの作り方はこちら
>>天然酵母パンの作り方 中種法の基本とカンパーニュのレシピ

ホームベーカリーに入れるときも、他の材料と同じように中に入れてセットします。
天然酵母モードにすることをお忘れなく。

市販の天然酵母を使う場合は、そのメーカーの説明書やレシピを見て準備発酵させて下さい。

インスタントドライイーストの使い方

ドライイーストでパンを作る時は、材料と共にレシピ通りの分量を混ぜるだけ。

粉末状のインスタントドライイースト

注意点は、材料を入れるとき、塩と離して入れること。

塩は酵母の発酵を抑える働きがあるので、先に塩とくっついてしまうと発酵が悪くなる可能性があります。

ホームベーカリーでドライイーストだけ別に入れるのも、失敗なく発酵させるためですね。

私は先にドライイーストを、水分とお砂糖と混ぜて10分ほど置いて予備発酵させてから作るようにしています。
これだと、イーストがちゃんと働くかどうか(ぷくぷく泡立ってきます)見てから生地を作ることができます。
 
ドライイーストを予備発酵させるのは確実ですね。
万が一ドライイーストが古いとか、お湯の温度が高いとか、何らかの理由で発酵しなければ、材料も時間も無駄になりますから。
>>ドライイーストの賞味期限は?開封済みの古いのでも使える?

天然酵母とドライイーストの違い。味はや食感、使い方 まとめ

天然酵母とドライイーストの違いから使い方、仕上がりの差までをまとめました。
やはり、パン作り初心者にはインスタントドライイーストが簡単でお手軽すが、自家製酵母を作るのも楽しいですよ。

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